私たちHALは、お客様の「目標」を明確にし、HAL自身も同じ「目標」を目指し、システム開発をおこないます。

お客様の「目標」が、「売上・利益の向上、コストの削減」などの経営課題の解決の時もありますし、まだ世の中にない新商品を開発するという商品開発の時もあります。また、競合対策として、サービス改善の圧倒的なスピードアップを「目標」にされている場合もあります。

私たちは、お客様と共通の「目標」を設定するために、お客様の経営方針・サービス・業界構造を理解することに時間を費やします。
時には、お客様と合同で数日間の合宿をおこない、お客様と一緒に戦略の立案をすることを通し、お客様のビジネス環境を理解していきます。

共通の「目標」を設定し、その上で「目的」を実現するための「手段」として、最適なシステム開発・運用の提案を行っていきます。

これらの行動を通し、私たちHALは、お客様のシステム部門になっていきたいと思います。
（お客様のシステム部と言っても、お客様のオフィスに常駐させていただくわけではありません）

お客様のビジネスステージに応じた開発を提案し、フェーズ分けを行うことにより、ビジネスの成長と共に最適なシステムを提供していきます。

よくHALで飛び交っている言葉に「小さく早く生み出して、大きく育てる」があります。
お客様からは「これがやりたい！あれもやりたい！」のたくさんのご要望を頂きますが、長い時間をかけて、大きく生み出すのは賢明ではありません。生み出している途中で外的理由によりビジネス環境が大きく変わることもありますし、失敗したときのコスト負担も多大なものとなります。
そんな時は、一旦全てのご要望を伺い、その上で整理をします。それをフェーズ分けし、開発していくことにより、「安く、小さく、早く」生み出して行くご提案をしていきます。

生み出した後は、PDCAのサイクルが機能するご提案をおこない、サービスやシステムを育んでいきます。

二次請け開発は、「何のために開発しているのか？」「誰がどのように利用しているのか？」の理解が薄くなる傾向にあります。
そのため、お客様に最良のサービスが提供できないと考えています。

HALは、一次請け開発のみを行っています。
お客様と直接やりとりをし、「何のための開発なのか？」「何のための機能なのか？」を正確に理解し、システム開発を行っています。

また、お客様からお褒めのお言葉・お叱りのお言葉を直接頂戴することで、システムエンジニア・プログラマのモチベーションン向上に繋がっています。

席順に上座下座なんて、ありません。席はバラバラ、服装もいつも通り。

お客様がHALにお越し頂いて、お打ち合せすることもあります。
現オフィスに移転してからは、お客様がHALにお越し頂く機会の方が多いくらいです。

いいアイデアを出すために、お互いにリラックスし、信頼し合いながらHALオフィス＝「場」を活用しています。

お客様のお話を伺う時には、「欲しいもの」を伺うのではなく、「なぜ、欲しいのか？」についてお話を伺うようにしています。

HALでは「なぜ？」を繰り返し確認することにより、本当にそれが「今、必要なのだろうか？」をじっくりと考えます。
そのために、お客様のビジネスの内容やサービス＋業務の内容を詳しく伺います。その際には、現状だけでなく将来の展開についてもお話も伺います。

そして、「今」必要なものは何か？「○年後」に必要なると思われるものは何か？を長期的視野に立って、考えて、提案を行います。
HALは、お客様の「目的」を理解し、その「目的」を達成するための「手段」としてのシステム開発をご提案しています。

お客様の利益向上のために、「売上向上」・「コスト削減」の両方の観点から、現状の課題、業務フローを確認させていただきます。また、今後の事業計画も伺います。
その上で、最適な業務フローを提案し、システム化が必要と判断する業務について、開発提案を行っていきます。

業務フロー分析は、非常に時間がかかります。
時には、お客様の業務の現場（売場や倉庫など）に出向き、誰が？いつ？何をしているのか？を目で見てきます。全ての業務の洗い出しが終わったら、次に最適化を行います。
無駄な業務（重複チェックや、二度入力）はないか？抜け漏れが発生していないか？等の観点で全体の業務フローを見ながら、システム化する業務を考えていきます。

営業担当がいないのにどうして、受託開発の案件が途切れることなくあるのか？

それは、既存のお客様からの更なる新規開発、または、他のお客様をご紹介いただけるからです。
日々の保守運用において、安定的で安心できるサービスを提供していることにより、お客様に信頼して頂いている証だと思っております。

直接お客様にご提供するサービスに惜しみなく投資をおこない、それ以外も間接コストは徹底的に削減しています。
したがって、システムエンジニア・プログラマの皆を厚遇し、お客様へのサービス向上を実現したいと考えています。

お客様

東証一部上場企業グループの提供する不動産会社の総合的な業務支援システムを提供している会社様です。

担当フェーズ

商品設計・開発・保守

サービス・システム概要

不動産会社様の業務をフルサポートする業務支援システムです。当社が商品戦略、商品設計から参加し、開発・運用・保守まで担当しています。特に入居希望者用CRMは、国内No.1のご利用を頂いております。
・複数の賃貸物件をポータルサイトへ一括広告出稿、効果測定
・入居希望者用CRM（メール送受信や内見案内などのコミュニケーションツール）
・不動産会社の営業担当者の業務支援（行動プランニング機能、行動履歴管理機能など）
・不動産会社の営業担当者のマネージメント情報（営業担当者の行動履歴一覧閲覧）
・入居希望者の内見の案内（ipadを利用した内見時のコミュニケーション、クロージングアシストツール）
・仲介会社（管理会社と入居者を仲介する）向けの賃貸物件検索

要素技術

Linux、PHP、Apache2.2、MySQL、Eclipse、Symfony

HAL創業時からの長いお付き合いとなります。

お客様

レシピ関連最大手の会社様です。

担当フェーズ

要件定義・設計・開発・保守

サービス・システム概要

食材の定期便販売のEコマースシステムを要件定義から開発、保守・運用まで担当させていただいております。
・会員登録、アカウント管理
・定期便の注文から決済、出荷までのコマース機能
・加盟店、利用者、注文・出荷状況等の本部管理機能
・商品登録、出品、出荷等の加盟店向け業務支援機能

要素技術

AWS、nginx、Ruby on Rails、MySQL

元々システム開発の技術力をお持ちの会社様でしたが、システム開発の上流工程を得意とする弊社に開発を任せていただきました。

お客様

Eコマースサイトを運営されている業界最大手のアウトレット販売の会社様です。

担当フェーズ

開発・保守

サービス・システム概要

Ｅコマースサイトと受注から入金・出荷、仕入・在庫・商品を統合的に管理可能な業務支援システムを設計から開発・運用・保守までを担当しておりました。他モールとの連携も行い、商品や在庫を一元管理可能としておりました。
・Eコマースサイト
・モール系ショッピングサイトへの出品（自動）
・仕入管理（仕入内容、仕入金額、仕入先の一元管理。店頭買取支援機能。）
・入出荷管理（入出荷業務における情報管理。バーコードスキャンによる検品処理。）
・在庫管理（在庫数の一元管理）
・商品管理（商品情報の登録、修正）

要素技術

Linux、Apache2.2、MySQL、PHP

中古の買い取りなどもおこなっているために、在庫管理と一言で言っても、非常に複雑な在庫管理システムが必要でした。そのため創業以来システムでの在庫管理は手作業でおこなっていました。
各ショッピングサイトや自社サイトの在庫調整も手作業でおこなっていたため
・実際には商品があるのに在庫登録が遅れ、販売機会を損失していた
・実際は在庫がないのに注文をうけてしまい、お客様のサービスレベルの低下を招いた
現在は、すべて在庫がシステム的に一元管理され各サイトへの在庫登録・調整も自動でおこなわれるため、上記の問題は解決されています。また、販売サイトの増加も容易に対応できるため、競合各社が大きく売り上げをさげるなか好調な数字をあげていただきました。

お客様

音楽ライセンスマネージメントビジネスを行っている会社様です。

担当フェーズ

開発・保守

サービス・システム概要

音楽ライセンスマネージメントの事業基幹業務系システムの設計、開発から保守・運用を担当させていただいております。
・音楽ライセンスを利用する会社（レコード会社や音楽配信事業者、着うた配信業者など）が音楽ライセンスを利用する際の著作権使用を許諾・報告する機能
・音楽ライセンスの権利者（作曲家、作詞家、音楽出版社など）のライセンス管理の委託機能
・ライセンス利用会社に対する請求処理機能
・ライセンスの権利者への利用料の分配機能

要素技術

Linux、Ruby on Rails、PostgreSQL

HALの創業当時からのお付き合いをさせて頂いております。
１団体で独占をしていた音楽著作権というビジネスに対し、新規参入を認めるという法案が通りました。その際、真っ先に参入を決めた会社様のシステムです。
彼らは、音楽著作権を１社独占から競争に移行することにより、「音楽ビジネス」全体を元気にするという大きな目的のため、ビジネスをスタートしました。
我々も彼らのビジネスを軌道にのせるべく、音楽ライセンスマネージメントという耳慣れないビジネスを理解するために、多くの時間と労力を使いました。ビジネスを理解し、その上で、新システムを構築しました。
「エンジニアとして、音楽ライセンスビジネスを理解している人材はかなり希少な存在ではないかと、自負しております。」（弊社取締役：片岡）

お客様

大手住宅メーカー様

担当フェーズ

サービス設計・開発・運用

サービス・システム概要

大手住宅メーカー9社様とHALにて提供する情報提供サイト「イエノミカタ」のサービス設計、システム設計、開発、デザインマネージメント、保守、運用を担当しております。
このサイトには、住宅メーカー様のこれからの「家の見かた」を知っていただき、心から納得できる、いい家を建てていただきたい。家づくりをする人の強力な「味方」でありたい。
こんな思いが込められています。

要素技術

Linux(CentOS), PHP(CakePHP), nginx + PHP-FPM, MySQL, memcached, vim

今回のサービスは、大手住宅メーカー9社様が共同で、各社の壁を乗り越えて、今までの経験やノウハウをお客様にご提供するという、業界でも特別な取り組みでした。
各社様のノウハウをご提供することで、より良い家を創って頂く。そういう想いで企画がスタートしました。
実際やってみると、各社様のご都合もあり、またお持ちのノウハウも色々とありました。 そこで大手住宅メーカー各社様が持つノウハウ、強みなどをブレストを通じ明確にし、そしてそれらを全員で共有することにより、サイトのサービスとして具現化していきました。
これからも、大きく育てていきたいサービスの１つとなりました。