―「想い」の強さが、力になる。― 日本ベトナム技術者交流会主催「第2回 起業セミナー」

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社長になるのが目的ではなく、ビジョンを実現するのが目的。

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佐藤:

先程から「ビジョン」という言葉が出ていますが、みなさん、わかりますか?「ビジョン」って何ですか?

加藤:

僕はね、明日死ぬかもしれないと考えた時に、1億円のお金が貯まっているよりも、世の中を正しい方向に変えていくことに力を注いで生きている方が幸せだな、と思うんですよね。最後までそう生きていたい。だから起業というのも、社長になるのが目的ではなく、先ほど申し上げたようにビジョンを実現するのが目的でした。世の中を良い方向へ変えていきたいという想いですね。

井上:

ビジョンというのは夢とか理想ということでしょうか。しかも、3年とか5年先のことではなくて、僕が描くビジョンは「100年先まで考えた世界65億人の人々を幸せにしたい」というものです。世界平和なんてことを考えるようになったのは、ほんの5年ほど前のことなのですが。最初は日本の不動産業界を変えたい→教育、医療の分野も良い方向へ変えたい→日本だけでなく隣の国のことも、その隣の国・・・と、だんだん広く世界平和へと。経験を積み重ねていくうちに夢も変化していったのです。

佐藤:

井上さんは、その夢の実現のために具体的に動き始めておられますよね。

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井上:

はい、アフリカのベナン共和国に学校をつくる活動を始めています。その国は国民の半分が15歳以下。学校も病院も近くになく、子どもたちは畑仕事の重労働に追われ、下痢をしただけで死んでしまうという状況です。実は、日本で活躍しているタレントのゾマホン・ルフィンという人がいるのですが、彼とある縁で知り合いになりました。その時、彼が母国・ベナンのことを本に書き、それで得た印税2,500万円全てを母国の学校建設のために使った、という話を聞いて感銘を受けたんです。じゃあ、自分もお手伝いしようと思ったのがきっかけです。この10月に小学校が1校完成します。でも僕がお金を出しても、それでは出した、つくった、で終わってしまいます。そうではなくて、僕の仕事はみんなで協力する仕組みを作ることだと思っています。みんながこういった活動をやり始める仕組みを作りたいのです。だから、まずはご縁のあったアフリカで、どうやったらその仕組みを作れるのかを知りたくて動き出してみました。

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